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PFASフリーと難燃性を両立した「XANTAR ™ XF シリーズ」を開発!

XANTAR™

三菱ケミカルグループ(以下「当社グループ」)は、PFASフリーと高難燃性を両立させた高付加価値ポリカーボネート樹脂「XANTAR™(ザンター™) XFシリーズ」を開発したことをお知らせします。

有機フッ素化合物であるPFASはパーフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称で、難燃性が必要とされる素材に採用されています。一方で、近年では環境汚染や人の健康への影響が懸念されており国内外で規制案が検討されています。

XANTAR™ XFシリーズは新たに開発した難燃化技術により、PFASをいっさい使用することなく高難燃性を実現しており、当社グループでの難燃性評価において厚み0.6mmでUL94規格 V-0相当の高難燃性を確認しています。部品の超薄肉化が可能なため、情報電子機器の軽量化や省スペース化に貢献します。さらに、高い透明性や発色性、表面硬度(鉛筆硬度:H)、耐熱性(ガラス転移温度:163℃)を有していることから、さまざまな分野への展開が可能です。

 

当社グループはエンジニアリングプラスチック事業の強化・発展のため2023年4月3日に高付加価値ポリカーボネート樹脂「XANTAR™」事業を取り込みました。当社グループは、革新的なソリューションを提供するスペシャリティマテリアルグループとして、これからもXANTAR™の展開を通じ高付加価値な製品を提供するとともに、サステナブルな社会の実現に貢献していきます。

当開発品は、2023年10月4日から6日に幕張メッセで開催される「第3回 サステナブル マテリアル展」にてパネル展示を行います。

■ ご参考

・「第3回 サステナブル マテリアル展(東京展) 出展のお知らせ」:
https://www.m-chemical.co.jp/products/departments/mcc/cmd/expo/1215872_8147.html